インタビュー

INTERVIEW 03

釣島 龍登さん

3つの営業会社でトップ営業マンの地位を獲得し、現在はIT系企業の事業戦略担当として、会社の次なるステージへのステップアップと営業スタッフの教育等にあたる釣島 龍登さん(32歳)。クールな出で立ちで、建設業のことはわからないですが…と言いながらも、若いうちに誰にも負けないくらい努力することの大切さを教えてくれた。

どんなことでもいいから、目標を持とう!

はたらく、とはなんでしょうか?

私は「はたらく」ことは、目標を達成するための通過点だと思っています。
生きていく上で「目標」を持つことはすごく重要です。これがない人間は、辛いことがあったときや、物事がうまく運ばないときに「なんでこんなことしなきゃいけないんだ?」「自分、辛い思いして何やってるんだろう?」と思ってしまう。
例えば甲子園の高校野球に出てくるような子たちは、リトルリーグのときからずっと、監督や先輩に怒鳴られながら朝から晩まで厳しい練習をしている。同級生が遊んでいるときにも毎日毎日ボールを追いかけ素振りを続けている。すごいハートの持ち主だと思うんですよ。それができるのは、レギュラーになる、試合に勝つ、甲子園に出る、優勝する、プロになる…といろいろな目標があるからです。
仕事も同じです。目標がなければ、絶対に成長しない。掲げた目標を達成するとき、確実に自分は成長しています。それを一つひとつ通過点としてとらえ積み重ねた結果がいまの自分なんです。成長するということは、お給料も上がるし役職も上がります。そして嬉しいことに、会社も同時に成長していくんです。

今、営業スタッフの採用・研修も担当しているのですが、目標もなく「とりあえずはたらかなきゃいけないから面接に来ました」という人が多いんです。
彼らには「なんでもいいから目標を持ちなさい」と言っています。「月200万円稼ぐ」でも「2年以内に部長になる」でもいい。とにかく「いま自分がいるところで一番になる」ことを目指してほしいですね。
自分がいまいる部署、会社、分野でトップになることを目指すためには、だれよりも努力しなきゃいけない。

自分のやっていることを徹底的に考えて、徹底的に努力して、誰よりも頑張って、3年間死に物狂いでチャレンジしてみてほしいですね。これから60歳過ぎまで働いていくうちの、たったの3年間です。しんどいのは最初だけですよ。
残りの40年も常に「しんどいな~」「嫌やな~」と思いながら働き続けるか、夢を掴んであとで楽するか。3年後にはたぶん立派なエンジニアになっていて、あとはきっと楽しく働いていけるはずです。

会社にとっての「働くわたし」はどう思わているかと思いますか?

会社は従業員に対して何を求めているか、わかりますか?

会社に必要とされたい。でも何が必要とされるかわからないなら、もしかするとあなたは会社に必要とされていないかもしれない。会社が必要とすることって2つしかないんです。
一つ目は、他の人にはできないことをできる人間。もし誰でもできることしかできないなら、あなたじゃなくていいわけです。あなたにしかできないことがあるから会社はあなたを必要としてくれる。
二つ目は、誰よりもよく働く人間。みんなと同じことしかできないのなら、誰よりも働くしかない。
このどちらもできない人は必要ないんです。今の仕事で誰にでもできることしかできないなら、誰よりも働かなきゃいけない。そうやって一生懸命働く人が、他の会社より増えれば、その組織は強くなります。

常に新しい空気をバンバン入れていかないと、人間ってダレていくものなんです。営業の世界でも、月に1,2回は営業スタッフを集めて、「次はこうしていくぞ」と指針を示し、「今はこういう理由で売りにくくなってるはずだから、次はもっと付加価値のある商品を持ってきたぞ!」と鼓舞しています。でないと彼らは「あ~しんどいな」「明日も仕事か~」と思ってしまいます。
「この会社オモロイな~もっと成長するんちゃう?」「もっと成長したらもっと給料上がるんちゃう?」と思わせれば、組織はうまく回っていくのです。

一人ひとりが誰よりも努力して、全員がそれぞれの分野でのナンバーワンを目指せば、どこにも負けない「プロ集団」ができると思います。あなた自身は自分の力で自分の人生を切り拓き、あなたが会社を大きくしていくわけです。がんばってほしいですね!

日本PCサービス株式会社
社長付 事業戦略担当
釣島 龍登(Ryuto Tsurishima)

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