インタビュー

櫻井 浩介

INTERVIEW

櫻井 浩介さん

大学卒業後、新卒で野村証券で13年間勤務。
その後特定の金融機関に属さない独立した資産運用アドバイザーであるIFAとして、ビジネスパートナーと共に株式会社AWZを創業。

自己紹介をお願いします。

もともと大学を出た後、新卒で野村証券という会社に入社しまして、かれこれ13年ほどそこで勤めておりました。ちょうど3年前に独立して、株式会社AWZをビジネスパートナーと2人で創業しました。

証券会社に関心を持ったのはいつでしたか?

大学の時にサッカー部に所属していたんですけど、その時の先輩たちに就職活動の時期にOB訪問をしたんです。色々な先輩にOB訪問する中で、野村証券だったりゴールドマンサックスに入った先輩の羽振りがすごく良かったんですよね。そういうところを見せつけられて証券会社って面白そうだなと興味を持ちました。そこから話を聞いていく中で、ゴールドマンサックスの先輩に言われたのが、『まず野村証券に入って修行をしてこい』と。そこで鍛えてから、その後の働き方を考えた方がいいんじゃないかと教えてもらいました。野村証券は日本一営業が厳しいというか、仕事をする上でのしつけみたいなところがとてもしっかりしていると聞いていたので、自分を鍛えるには面白いかなと思って入りました。

櫻井 浩介

大手の証券会社から独立して、日本ではまだ知名度の低いIFA法人を創業したきっかけは何かあったのですか?

独立した理由としては、単純に野村証券での業務量が見合っていなかったというところですね。野村証券に修行するために入ったんですけど、中間管理職になって、自分なりにはそれなりに鍛え上がって、ノウハウもいろんなことを自分でできるようになって、それを部下に指導するのはいいんですけど、それにしてもやっぱり割りに合わない業務量だったんですよね。将来的にはゴールドマンサックスに行った先輩みたいに稼ぎたいという想いや、いつか独立して自分でやっていきたいなという気持ちはずっと持っていたのでタイミングをずっと伺っていました。独立を実現したきっかけとしては、IFAっていう業界が少しずつ認知され始めてきたタイミングに、IFAに行けばやっていけるなと確信したきっかけがあったのでそこでIFAとして独立しました。

IFAでやっていけると確信したきっかけとは?

そもそもの条件面で、大手の証券会社でもIFAには勝てないなと思ったんです。大手の金融会社っていうのは、人件費や店舗の維持費などコストが高いので、お客さんが払う手数料も高いですよね。一方でIFAは小規模の会社がほとんどで、人員も少なく低コストで運営できているので手数料も安い。だから同じ商品でも、大手証券会社だとお客さんへのリターンが10%だとしたら、IFAでは20%のリターンが出せる。そういう構造になっているんですよね。

その構造上IFAには勝てないなって実感した出来事が野村証券にいるときにありまして。結構長い付き合いで、いい関係が築けていたお客さんがいたんです。他社とのコンペになっても勝てるような、いい関係で。ある時仕組債という商品に関してのコンペになった時に、いつものように当然勝てるだろうと思っていたんですけど負けてしまったんです。そのコンペで勝ったのがIFAだったんです。よくよく聞いてみたら、そのお客さんは昔からそこのIFAと付き合いがあったわけではなくて、最近知り合ったと。その時にどんなに頑張ってもIFAには条件面で勝てないなと実感しました。逆を言えば大手のブランドとか長い付き合いがなくても、IFAに行けば勝てるんだなって確信しました。

株式会社AWZの強みはなんですか?

やっぱり仕組債に特化しているところですかね。仕組債は元々、超富裕層に外資系の金融機関が販売していたという歴史があるんですけど、それが徐々に一般化してきているんです。それでも大手証券会社とかで買うと一つ買うのに3千万とかかってしまって、敷居がすごく高い商品なんです。うちの会社はその敷居を下げていこうとしていて、元々超富裕層がやっていたサービスを100万から買えますよ。しかも条件的にも外資系の金融機関とか国内の大手証券会社と比較しても負けない、むしろもっといいリターンで運用できるというところが一番の強みですね。

櫻井 浩介

これから資産運用を始めようと考えている方にアドバイスをお願いします。

相談する人を間違えるといろんな罠があると思っていて、例えば高額のセミナーも蓋開けたら全然大したことないとか、詐欺まがいの商品取り扱っている人も結構いて。それに引っかかってしまう人も結構多いです。 こういう業界にいないと目利きはすごく難しいと思うんですけど、騙されないように気をつけて欲しいです。あまり見たり聞いたりした情報をそのまま鵜呑みにしない方がいいかなと思いますね。あとは、一般的なところから逸脱してトリッキーなことをしようとすると罠がどんどん増えていくので、あまり欲を出しすぎない方がいいと思います。若い世代の資産形成は、まず手数料の安い投資信託とかでコツコツ積み上げていくのがいいと思います。王道ですし、損することはまずないです。そういうところから始めてみて、ちょっとそれだけだと物足りないなって時には僕みたいな人に相談するといいかもしれないですね。

アイアールに対してどのような印象をお持ちですか?

イメージとして建設業界って少し古臭い雰囲気があると思うんですよね。そういうイメージのある分野でアイアールさんはホームページとかSNSとか見ていても明るい感じで楽しそうにやっていて、そういったところが業界に光を差し込みに行っているなというイメージがあります。建設業ってこれからも消えないじゃないですか。そういう業界のイメージを変えに行っているというところがうまく言っている要因なのかなと思います。会社の雰囲気とかは、まだ事務所とかに遊びに行ったことがなくてわからないので、遊びに行ってからお伝えさせていただけたらなと思います。

働く若者にメッセージをお願いします。

20代のうちは修行を積んだ方がいいと思います。苦労は買ってでもしろじゃないですけど、苦しい環境に身を置いた方が後々いいことが多いかなと思う。やりたいことでなくても、喜んでやるくらいの精神が必要かなと。結果はそんなすぐには出てこないと思うので、苦しくても耐えてもがくみたいな20代の方がいいんじゃないかなと思いますね。なんとなく自分が簡単にできる範囲内で止めるというよりは、自分のできる範囲を広げていけるように難しいことにもどんどんチャレンジしていくってことを20代にはしてほしい。

櫻井さんも20代の頃、野村証券さんで修行してきたと思うのですが、辛いとか辞めたいって思った時どのように耐えていましたか?

なんだかんだやっぱり周りの方が支えてくれてるっていうのが大きかったです。周りの人にいろんな話を聞いたりしていたので、苦しんでいるのは自分だけじゃないって感じましたし、同じように耐えながら頑張っている人を見ると自分も頑張らなきゃなって耐えられました。あとは上司がいいタイミングで褒めてくれるんですよ。絶妙な飴と鞭で。そういうところがうまい人がいると、辞めたいなって思ってても、頑張ろうって切り替えられる。確かに20代の時に1人でほっとかれて仕事するって状況だと心が折れちゃうし、やめちゃうかもしれないですよね。会社選びとはしては、そういう1人にしないようにする雰囲気があるかとか、この人いいなと思える人がいる会社を選ぶと頑張れると思います。

櫻井 浩介

企業紹介

株式会社AWZ
https://awz.co.jp/

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